ワーキングメモリ(記憶システム)とは何ですか?
ワーキングメモリとは「作業記憶」「作動記憶」とも言われる短期記憶の一種です。
脳の「メモ帳」の役割を果たし、感覚刺激として新たに入ってきた情報を「一時的に保持」します。一時保持と並行して、長期記憶にある情報を検索・参照し、情報を加工して、アウトプットや理解に必要な「処理(操作)」を行います。
この「保持」と「処理」がワーキングメモリの役目です。
ワーキングメモリは容量の上限があり、話す内容を考えて→全文を英訳して→英語として口から出す、という動作をしようとすると、容量が全く足りなくなってしまいます。それが英語の知識は十分にあるはずなのに、会議になると全くついて行けなくなってしまう主な要因となります。