パタプラ口語表現

ネイティブとの会話でもスピードが落ちなくなり、外国人を診察する場面では安心感を与えられるように

記事作成日:2024年7月24日

ネイティブとの会話でもスピードが落ちなくなり、外国人を診察する場面では安心感を与えられるように

利用者プロフィール

M.Mさん(40代・男性)
M.Mさん(40代・男性)

TOEIC920点・英検準1級。医師。ただ伝わればいいというレベルでなく、ネイティブが使っている豊かな表現を身につけたくてパタプラ口語表現を購入。2023年12月から利用。

外国人を診察する機会が増え、英語で病状を説明する場面がある

── 現在のお仕事で英語は使われていますか?

M.Mさん:循環器内科の医師をしています。民間病院に勤めているので頻繁に英語を話す機会があるわけではありません。文献を読んだり発表する際に英語を使うことが一番多いです。

最近はインバウンドの影響なのかノンジャパニーズスピーカーの患者さんが多く来院されます。アメリカ人やカナダ人などネイティブ圏の方が多いですが、全体の割合で言うと数パーセントといったところでしょうか。

英語があまり得意でない同僚に時々コミュニケーションを頼まれることもあります。

── 英語で診察をする際、どのようなことが大変でしたか?

M.Mさん:救急に来た患者さんの中には全く日本語が話せない人がいます。その方が言っていることは理解できるのですが、医学用語を使わずに病状や治療法を英語で説明するとなった段階で困ったなと感じる場面はありましたね。

例えば狭心症は医学用語で“angina”という言い方をするのですが、ネイティブでも「そんな言葉は知らない」という人がたくさんいます。

こういった場合には、その病気がどうして起こるのかを細かく説明する必要があります。「血管が」「血の塊が」という話をする時も医師であれば専門用語を知っていますが、それをどうやって一般の方に分かりやすく伝えるか四苦八苦した経験があります。

── これまで取り組んできた英語学習について教えてください。

M.Mさん:元々英語が好きだったので医学部に行くか英語関係の学部に行くか迷っていたくらいです。

大学時代はESSに入って様々な活動をしていたのですが、その中でもディベートにはかなり力を入れて取り組んでいました。夏休みを利用して1ヶ月ほど語学留学した経験もあります。

社会人になってからは英語学習を一時中断していました。約15年前に短期(3ヶ月間)でロサンゼルスの病院へ研修に行くことになり、それを機に英会話やTOEICの勉強を再開しました。

帰国後はPodcastを聞いたりしていましたが、ここ5年はあまり英語学習をやっておらず、たまに英語のニュースを見る程度でした。「もう一回英語を頑張ってみよう」と一念発起したのは去年あたりからです。

── M.Mさんが一念発起されたきっかけは何だったのでしょうか?

M.Mさん:エンジニアをしている友人で海外赴任を多く経験している人がいます。学生時代にアルバイトが一緒だった人で当時彼は英語が全然できなかったのですが、今では海外で活躍しているそうです。

赴任歴も長く様々なビジネスにチャレンジしているという話を聞き、刺激を受けたというのはあるかもしれないですね。

ただ伝わればいい、というレベルは求めていなかった

── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。

M.Mさん:仕事上必要なことは何とか相手に伝えられていたものの、表現が薄いと感じていました。

ただ伝わればいい、海外旅行を切り抜けられればいいというレベルのことは求めておらず、自分の感情やニュアンス、細かい気持ちの動きまで日本語と同じような感覚で喋りたいという思いがありました。

── パタプラ口語表現を購入されたきっかけはございますか?

M.Mさん:英会話だと通り一遍の会話で終わってしまうケースが多くあります。最初の取り掛かりとしては悪くないのですが、豊かな表現を身につけるためにはある程度のインプットは必要だろうなと考えていました。

何か良い方法はないかと探していた時に宣伝を見てパタプラ口語表現を知ったのですが、「かなりこなれた英語が学べそうだな」と感じたことを覚えています。

私の仕事の領域とは内容的にちょっと違うところもありますが、日々の習慣として英語学習ができそうだったので購入に至りました。

最初はパタプライングリッシュの方にしようかなと思っていたのですが、説明を見てみると一般企業に勤めている方が使われるようなシチュエーション・表現が多い印象がありました。

文法は既にクリアできているはずだし、「もっと表現の仕方を身につけたい」「ネイティブがどういう局面でどんな表現を使っているのか知りたい」と考えていたので、口語表現に特化しているパタプラ口語表現を選びました。

※パタプライングリッシュは、パターンプラクティス×チャンクの独自メソッドで、スピーキングを技能として習得するパタプラのシリーズ教材です。

── M.MさんはTOEIC920点と英検準1級をお持ちですが、パタプラ口語表現のレベル感はいかがでしたか?

M.Mさん:一部何を言っているのか理解できない箇所もありましたが、そのくらいの難易度が私にとっては丁度良かったです。

最初から全部分かってしまったらすぐに飽きてしまいそうですが、時々分からない部分があると常にやる気を駆り立てられる感じがします。

パタプラ口語表現を始めた当初はスピード的にも難しいなと感じていましたが、ネイティブ同士が繰り広げるドラマの会話などに比べれば断然丁寧に喋ってくれているので、「このくらいはクリアできなければ」と思っていました。

異国の病院で不安を感じている患者さんへ、安心感を与えられるようになった

── 実際に感じている効果や、変化を感じたタイミングについて教えてください。

M.Mさん:学習開始からまだ5ヶ月程度ではありますが、海外のニュースやインタビューを聞いた時にパタプラ口語表現で習った言い回しが結構使われていることに気がつきました。

以前は口語で使うイディオムや表現をあまり理解できていなかったので、一言一句ちゃんと音が取れていても「トータルではどういう意味だろう」と思うことがたくさんありました。

学んだ表現を実際に使うのはまだ難しいですが、パタプラ口語表現には今まで分からなかった表現がたくさん入っていたので、最近はすごく理解度が高まったように感じます。

「こういうことを言いたいな」と思った局面で適切な表現をパッと使えることも多くなり、ネイティブと会話をする時でもスピードがほとんど落ちなくなりました。

こういった変化を実感できたのは、パタプラ口語表現を始めてから3ヶ月くらい経った頃でしょうか。100時間はかかったかなという気がします。4回目あたりの復習でスルッと言葉が出てきた瞬間がありました。

── 実際のお仕事でも何か良い変化はありましたか?

M.Mさん:最近は外国人の診察をする機会も多くありますが、日本在住歴が長く日本語が上手な人でも細かいニュアンスを伝える場面で困っている様子が伺えます。

そういった時に私の方でパッと切り替えて「英語で話しましょうか?」と伝えると、患者さんはすごく安心した顔になります。

異国で他言語を使って病状を説明するのは容易なことではないと思うので、英語でコミュニケーションが取れるだけでも相当な安心感を与えられます。やり取りも同程度の速さでできているので、その点はすごく良かったですね。

── この句動詞・イディオムが良かったと感じた口語表現はございますか?

M.Mさん:経済系のニュースを聞いていると、“ballpark figure”や“rule of thumb”などはよく出てきます。“get my point across”や“at stake”といった言い回しもポロポロと耳にします。

私の場合は“ballpark figure”というイディオムより、これが使われている文章そのものが役に立ちました。そういうことの方が大事なのかなと思っています。

── 長いセンテンスはどのようにトレーニングされていますか?

M.Mさん:センテンスが長い時はさすがにテキストを見ます。1回では中々上手くできないですね。

例えば3センテンスある時はテキストで文の構造と内容を確認し、まずは聞くことに集中します。3回目あたりから少しずつ真似し始め、5回目でようやく上手くいくといったイメージです。

── 学習に取り組む際に何か工夫されていることはありますか?

M.Mさん:パタプラ口語表現の音声はリエゾンなどナチュラルなものが多い印象なので、言われた通りに発音するよう心がけています。

どうしてもついていけない時はありますが、リズム・音程・スピード・抑揚はできるだけ真似しています。

TOEICで聞く音声よりスピードが速く、こなれている印象

── ビジネス英語×口語表現のメソッドはいかがでしたか?

M.Mさん:最初は難しいと感じる部分もあったのでTypeAからやるのは丁度良かったですが、慣れてくるとTypeBからでも大丈夫になってきます。

TypeCは一番の頑張りどころで、ここをしっかりとやらないと身にならないのだろうなと感じます。

※パタプラ口語表現では、意味をきちんと理解し、さらに使いこなせるようになるためのステップとして、学習段階に合わせてTypeA、TypeB、TypeCの3種類の音声を用意しています。

── 音声のみで取り組む学習スタイルについてはいかがでしたか?

M.Mさん:時間と場所を選ばないのですごく良かったです。英会話は時間が決まっているためどうしても都合がつかない時もありますが、パタプラ口語表現なら自分のタイミングで取り組めます。

語学は毎日やらないとダメだと思っています。パタプラ口語表現は「今日はこれを練習しましょう」というお知らせが飛んでくるので、毎日の習慣にできるところが良いですね。復習のタイミングもよく考えられているなと感じます。

── 他の英語サービスとパタプライン口語表現の違いはどのように感じていますか?

M.Mさん:TOEICのリスニングで聞く音声より明らかにスピードが速く、こなれているなという印象を持ちました。Podcastやアメリカのニュースに比べると丁寧だと思うので、私としては程良い感じでした。

── 併用して取り組まれている英語学習があれば教えてください。

M.Mさん:オンライン型と対面型の英会話をやっています。パタプラ口語表現で習った表現がポロッと出てきた時に、先生から「良い表現を知っているね」と褒められました。

勉強のペースメーカー的に英検1級を受けようと思っているので、時間がある時はその対策にも取り組んでいます。

直近で必要に迫られているわけではありませんが、子どもの頃からずっと「自然な形で喋れるようになりたい」と思っていたので、それが英語学習を続けるモチベーションになっています。

── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。

M.Mさん:習慣化はすごく大事なことなので、1日のうちどの時間を使ってパタプラ口語表現をやるかという点は非常に難しかったです。

家に帰ってからだと疲れてできないだろうなと思い、朝起きた瞬間からやることにしました。アラームを消して歯磨きをする前からアプリを立ち上げるようにしています。

── M.Mさんは一日何レッスンくらい取り組まれていますか?

M.Mさん:身支度をする時間もずっとパタプラ口語表現をやっているので、朝の時間帯に大体2レッスン、上手くいけば3レッスンこなせる日もありますね。

通勤中の車の中でも音楽の代わりにひたすらパタプラ口語表現を流しています。4〜5回目になれば内容も覚えてくるのでスクリプトは必要ありません。喋ることだけに集中して大声で練習できるのも利点です。

「毎日推奨レッスンの通りに絶対やる」と決めているのでパタプラ口語表現に費やす時間は日によって異なりますが、平均1時間くらいは英語学習に充てるようにしています。

※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。

学習に必要な習慣化が身につき、良い状態が維持できている

── パタプラ口語表現のお気に入りポイントを教えてください。

M.Mさん:やはり一番は時間と場所を選ばないことです。大きな負担にならないので必ず毎日できる上、パタプラ口語表現は値段も極めて手頃です。

インプットはかなり大事ですが、実際によく使われる表現がまとめられている教材は中々ありません。パタプラ口語表現は「使われる頻度が高い表現をよく研究しているのだろうな」と感じる部分が多いです。

── どのような方にパタプラ口語表現をお勧めしますか?

M.Mさん:受験勉強レベルの文法は完全に理解できてることが前提ではないでしょうか。TOEICなら800点、英検なら準1級は取れる、もしくは外国人と英語を使って仕事をしている人でなければしんどいと思います。

── パタプラ口語表現はどのような位置づけで学んでいますか?

M.Mさん:最初は「イディオムを学ぶのかな」くらいに思っていたのですが、学習を進めていくうちに「イディオムそのものよりも時制や仮定法をどういう局面で使っていくのか」という部分が段々と見えるようになってきました。

会話をする上で時制に苦手意識を持っていましたが、パタプラ口語表現はそのあたりも意識してくれている教材だと感じます。

── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。

M.Mさん:個人的に一番良かったのは英語学習を習慣化できたことです。パタプラ口語表現は習慣化するための教材だと思うので、レッスンを一通り終えたらもう一度最初からやり直そうと考えています。

学習に必要な習慣化が身についたので今は非常に良い状態が維持できています。パタプラ口語表現は内容が吟味されている上、忘れた頃のタイミングでちゃんと復習もできるのでお勧めです。

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