難易度が高いからこそ達成感を味わえる。想像力が養われ、分からないフレーズが出てきても会話を続けられるように
記事作成日:2024年10月22日
利用者プロフィール
TOEIC895点。外資系企業・ITエンジニア。難易度の高い教材を使ってリスニング力も高めたいと思い、パタプライングリッシュを購入後にパタプラ口語表現も購入。2024年3月から利用。
「難しい教材にチャレンジしてみたい」と思うようになった
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
R.Mさん:外資系IT企業でエンジニアとして働いています。お客様は日本に、我々の開発部門は海外にいるので、その間に入って業務が円滑に進むように調整するのが私の役割です。
通訳とまではいかないですが、お客様から要望やフィードバックをもらった際、その内容をオンラインミーティングで海外のメンバーに伝える場面があります。アメリカ、イギリス、オーストラリア、インドなどメンバーの国籍は様々です。
英語で行われるビジネスミーティングの場に同席して話を聞くこともあります。メールやチャットでも頻繁にコミュニケーションを取っていますが、リーディングとライティングは翻訳ツールを頼ることも多いです。
自分でファシリテートするようなミーティングは、開発部門とお客様を繋ぐ機会がないと発生しません。ペースとしては四半期に1回なので、スピーキングが必要になる場面はそれほど多くないです。
ミーティング直前の2週間は3〜4回ほど海外メンバーとやり取りするため、英語を使う頻度の濃淡はあります。リスニングがメインになるようなミーティングは週に1回くらいです。
── 現在のご自身の英語力について、どのように感じていますか?
R.Mさん:英語力がどこまで上達しているか自分ではよく分かりませんが、ブロークンになりながらも言いたいことはある程度伝えられるようになってきました。
自分がメインスピーカーかどうかという点が一番大きいかもしれません。事前にストーリーが分かっていれば話が逸れても元に戻せますが、リスニングがメインのミーティングは内容がなかなか頭に入ってこないです。
私の場合は「スピーキングができるようになってきた」と思ったら「うまく聞き取れないな」と感じ、「聞けるようになってきたな」と思ったら「やっぱり喋れない」といった形で、交互に不安なところが出てきます。
今はリスニングに難を感じているターンで、話の内容を正確に聞き取ることが課題です。
── パタプラ口語表現を購入されたきっかけはございますか?
R.Mさん:パタプライングリッシュを終えた後に、法人のキャンペーンでパタプラ口語表現を使わせてもらう機会がありました。(R.Mさんのパタプライングリッシュのインタビュー記事「ITスキル+英語力で周囲に差をつける。同僚に「チャンクで話せている」と言われて成長を実感」)
最初は「難しすぎてできるわけがない」と感じましたが、パタプラ口語表現ほど難しい教材はあまりないと思うので、チャレンジしてみたい気持ちが大きくなりました。
パタプラ口語表現はセンテンスが長く、聞き取りづらい発音も多い印象です。リスニングを鍛えるという意味でも「難易度の高い教材で慣れておいた方がいいのだろうな」と思いました。
※パタプライングリッシュは、パターンプラクティス×チャンクの独自メソッドで、スピーキングを技能として習得するパタプラのシリーズ教材です。
同じようなスコアでも、TOEIC受験後の手応えが全く違った
── 実際に購入されていかがでしたか?
R.Mさん:今年の9月にTOEICを受けたら少しスコアUPしていました。パタプラ口語表現を始める前の今年3月に受けた時は890点、9月は895点でしたが、受験した後の手応えが全く違ったのが印象的でした。
前回は「800点後半に届いてラッキー」という感じだったのですが、今回は「800点後半は絶対に取れただろう」という確信がありました。
3月はしっかりと対策をした上で試験に臨みましたが、9月の受験までの間は特別な対策はしていません。現在はパタプラ口語表現と並行して英語のハノンをやっており、「この2つの教材を使って間違っていなかったな」と思いました。
── お仕事で役に立った句動詞・イディオムはございましたか?
R.Mさん:ネイティブが実際の会話で“in a nutshell”や“kudos”を使っていました。話の中だけでなくスライドのサマリーにも“in a nutshell”と書いてあって、「本当にこんな表現を使うのか」と驚きました。
── ビジネス上でも何か良い変化はありましたか?
R.Mさん:パタプラ口語表現をやったことで、以前より想像力が養われたように感じます。分からないフレーズが出てきても会話を続けられるようなメンタルが備わってきました。
また、以前は英語ができる上司に必ず同席してもらっていましたが、ここ2〜3ヶ月は自分がメインのミーティングなら「ひとりでも大丈夫」と思えるようになりました。
パタプラ口語表現のおかげなのかは分かりませんが、ある程度ミーティングを進行できるようになったのも成果のひとつです。
ネイティブの発話に慣れていくには非常に有効な教材
── パタプラ口語表現とパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
R.Mさん:パタプラ口語表現の方が圧倒的に難しいです。パタプラ口語表現を購入した当時はパタプラ会議&ファシリテーションがまだ発売されていなかったので、「パタプライングリッシュとパタプラ口語表現の間くらいのレベルの教材がほしい」とずっと思っていました。
パタプライングリッシュの方ははっきりと喋ってくれるので、今の私にとっては通常のスピードだと遅く感じます。1.5倍速で聞いても簡単だと思うようになりました。
パタプラ口語表現の音声はリンキングや省略されている部分も結構多いので、ネイティブの発話に慣れていくためには非常に有効です。
パタプラ口語表現の音声を聞いていると、「これは絶対“him”なんて言ってないだろう」と思うところや、何回聞いても“of”にしか聞こえないのに実際は“about”が正解だったりすることもあります。
以前は前置詞などを気にしてすぎて喋りながら止まってしまうことがあったのですが、「会話を止めてしまうくらいなら細かい部分を気にしすぎる必要はない」と割り切れるようになりました。聞き取る時も話す時も、重要な部分はそれ以外のところにあったりもします。
※パタプラ会議&ファシリテーションは、会議特有の表現やファシリテーションの知識・スキルを習得するパタプラのシリーズ教材です。
── 長いセンテンスはどのようにトレーニングされていますか?
R.Mさん:パタプラ口語表現を始めたばかりの頃は、15分のレッスンを終わらせるのに約1時間かかっていました。リピーティングにチャレンジしようと思っても難しく、オーバーラッピングで取り組んでみたりテキストを音読することも多かったです。
「最初から完璧は求めず、1時間やったら一旦終わりにする」といった形で繰り返し取り組んでいたら、6割程度は音声を聞くだけでリピーティングできるようになりました。
今は15分のレッスンなら20分程度でこなせています。プラス5分ほどかけて細かいところを見直し、「ここは“the”と言っていたのか」と振り返るようにしています。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
── 学習に取り組む際に意識されていることはありますか?
R.Mさん:リピーティングする時の間隔は比較的ゆとりがあるので、「できなければ仕方なし」と思いながらも、なるべく音声と同じくらいのスピードとリズムで発話するよう心がけています。
10年続けてきた英語学習を、今さらやめるわけにはいかない
── ビジネス英語×口語表現のメソッドはいかがでしたか?
R.Mさん:「TypeBからでもいいかもしれないな」と思いつつも、TypeAを聞かなければ絶対リピーティングはできないだろうという印象もありました。
※パタプラ口語表現では、意味をきちんと理解し、さらに使いこなせるようになるためのステップとして、学習段階に合わせてTypeA、TypeB、TypeCの3種類の音声を用意しています。
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
R.Mさん:平日は1日あたり約45分で3レッスン、休日は1日1時間半で4〜5レッスン進めるようにしています。最初は音声だけで取り組むのが難しかったので、朝と夜に集中してやっていました。
ながら練習は最近ようやくできるようになってきたので、洗い物など家事をしている時間に取り組むことも多いです。
現在は英語のハノンもやっているので、平日は合計3時間くらい英語学習をしています。基本テレワークですが、なるべく始業前の7〜9時の間にその日の学習を終わらせるようにしています。
残っているものがあれば寝る前にやるなど、空いた時間は全て英語学習に費やしている感じです。
── 平日に3時間も英語学習をされているのですね。どのようなことがR.Mさんのモチベーションとなっているのですか?
R.Mさん:業務の中で「ストレスなく英語を使えるようになりたい」という気持ちが一番大きいです。会議はまだ準備が必要ですし、聞き取れないことも多々あります。日本語の会議と同じように不自由なく話せるようになりたいですね。
「ここまで英語の勉強を続けてきたのだから」という思いもあります。モチベーションというよりも、10年やってきたことを今さらやめるわけにはいかないという気持ちが強いです。
── パタプラ口語表現のお気に入りポイントを教えてください。
R.Mさん:パタプラ口語表現の良さは「難しいところ」です。難易度が高いので、できるようになった時にすごく成長を実感できます。
学習習慣が身につくだけでなく、乗り越える達成感も得られる
── どのような方にパタプラ口語表現をお勧めしますか?
R.Mさん:ネイティブと会話する方はもちろん、営業系、マーケティングの仕事をしている方にも強くお勧めしたいです。業種的にはドンピシャで使える表現が多いと思います。
また、英語学習に行き詰ってしまっている中上級者の方にもお勧めです。ここまで難易度の高い教材はなかなかないと思うので、これを乗り越える達成感を味わいたいという人はぜひチャレンジしてほしいです。
── パタプラ口語表現はどのような位置づけで学んでいますか?
R.Mさん:日々の学習習慣のベースになる教材です。パタプライングリッシュよりも達成感みたいなものは大きいと思います。
私はパタプラ口語表現に取り組む中で「基本的なところで言葉が出てこない」と痛感し、英語のハノンを使って基本文法をきっちり押さえてから、リピーティングという学習法を取り入れようと考えました。
英語のハノンは挫折率が高い教材とも言われていますが、それを今でも続けられているのはパタプラシリーズで英語学習を習慣化できたおかげだと思っています。どちらも本当に素晴らしい教材で感謝しています。
ハノンは現在3周目ですが10〜20周はやるつもりです。パタプラシリーズをやっていなかったらこんなメンタルにはならなかったと思います。繰り返し復習することの重要性に気づけて良かったです。
── 今後の目標や計画があれば教えてください。
R.Mさん:自分がメインではない、前提が分からない会議に参加した時も状況をきちんと把握して、何かしら自分で発言できるような英語力を身につけていきたいです。
今はどうしても途中で諦めてしまうところがあるのですが、物怖じせず喋れるようなスピーキング力を養うことが目標です。
パタプラ口語表現も8周目になりましたが、レビューなどは音声を聞いていても意味が分からないことがあります。今後はレビューを一発で理解できるような状態に持っていきたいですね。
前提の分からない会議にもついていけるようになるには、私の場合20周くらい必要かもしれません。もう少し余裕ができたら、パタプラ会議&ファシリテーションにもチャレンジしたいです。
※レビューでは30秒~1分程度の会話やモノローグを聞いて、内容をできるだけ正確に把握するトレーニングを行います。学んだ口語表現をレッスンとは別の文脈で聞き、リスニング力の強化と記憶の定着を促します。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
R.Mさん:パタプラ口語表現は本当に難易度が高い教材ですが、それを分かった上で「チャレンジしたい」と思う人がいたらぜひ始めてほしいです。乗り越える達成感も得られますし、繰り返し練習することで学習習慣も身につきます。
パタプラ口語表現をやり切れば、英語学習に限らず他の勉強も楽になってくるのではないでしょうか。難易度の高さそのものが素晴らしいので、英語学習を継続していくための良いきっかけになると思います。
サポートが本当に丁寧で、いつも親切に回答していただけるのもありがたいです。困ったことがあってサポートに連絡をすると毎回親身になって答えてくれます。そういったところもお勧めポイントなので、ぜひパタプラシリーズで英語学習を始めてみてください。