使いこなせればプロフェッショナルに聞こえる。英語レベルの高い新聞やニュース番組で頻出する表現も習得できる教材
記事作成日:2024年12月19日
利用者プロフィール
会社員・メディア企業勤務。最初にパタプライングリッシュをやって非常に良い教材だと感じた。シリーズ教材で日常的に英語の筋トレを続けていきたいと考え、パタプラ口語表現も購入。2024年1月から利用。
パタプラシリーズを使って話す筋トレを継続中
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
T.Sさん:今は仕事で英語を頻繁に使うということはないです。国際会議に出席することが年に数回あり、社内に共有するメモにまとめたりディスカッションに参加するような場面はあります。
国際会議はカンファレンスみたいな形で行われるのですが、私たちはそれを聴衆として聞いているようなイメージです。自分の専門に関わるようなものがあれば、手を挙げて登壇者に質問することもあります。
それとは別に、GoogleやAmazon、Metaといったプラットフォーマーの動きや海外のメディアの動向を把握し、それをメモにまとめて提供しています。英語に触れるケースとしてはスピーキングよりもリーディングの方が圧倒的に多いですね。
New York Times や Wall Street Journal 、CNN、BBCを見ながら動向をチェックしているため、リスニングもきっちりできなければなりません。そのためにパタプラシリーズで継続的に英語学習をしています。
── 現在のご自身の英語力について、どのように感じていますか?
T.Sさん:パタプライングリッシュを始めた時は「上級者の壁」に当たっている気がしていて、なかなかそこを突き抜けられないという課題感を持っていました。(T.Sさんのパタプライングリッシュのインタビュー記事「会議やセミナーで「7割は分かるのに」と感じている人、上級者の壁を中々超えられない人にお勧め」)
特にリスニングで壁を感じることが多かったのですが、2年ほど色んな形で英語に触れる機会を作ってきたので、今はかなり理解できるようになってきたと思います。
Wall Street Journal や Financial Times はビジネス英語なので、読んでいても分かりやすいです。New York Times は少し英語のレベルが高いので私にとっては難しかったです。
BBCは割とゆっくり喋るので理解できますが、CNNはスピードが速くて分からない部分もありました。パタプラシリーズで英語の筋トレを続けてきたこともあって、最近は大分わかるようになってきたと感じています。
ただ、英語に限らず理想はいつまでも先の方にあるので、「ある程度できるようになった」とは思いつつも上級レベルに至ったとは思っていません。まだまだ努力が必要だと感じており、今も勉強を続けています。
※パタプライングリッシュは、パターンプラクティス×チャンクの独自メソッドで、スピーキングを技能として習得するパタプラのシリーズ教材です。
── T.Sさんはパタプラ会議&ファシリテーションもご購入されていますが、いかがでしたか?
T.Sさん:元々知っていた表現も結構ありましたが、「自分のボキャブラリーはまだまだ限られていたのだな」と痛感しました。
現在はパタプラ会議&ファシリテーションを中心に勉強しているのですが、会議やファシリテーションという領域になってくると、今まで使ったことがなかった表現も出てきます。自分の血となり肉となるよう、日常的に筋トレをやっていかなければと感じているところです。
※パタプラ会議&ファシリテーションは、会議特有の表現やファシリテーションの知識・スキルを習得するパタプラのシリーズ教材です。
── パタプラシリーズ以外にも取り組まれている英語学習があれば教えてください。
T.Sさん:週に1回ほど英会話の学校にも通っていて、「パタプラシリーズで学んだ表現を使う回数を増やす」というのを最大のミッションにしています。これを繰り返していけば自分の血肉になるはずなので、今自分がやるべきこととして取り組んでいます。
表現の幅が広がり、仕事や英会話でも活用できている
── パタプラ口語表現を購入されたきっかけを教えてください。
T.Sさん:パタプライングリッシュが「教材として非常に良くできている」と思ったからです。中身が素晴らしいというのはもちろん、推奨レッスンが提示されるのがすごく気に入っています。推奨レッスンが出ると「やらなければ」という気持ちになります。
PCもスマホのアプリもパタプラシリーズはきっちり設計されていますよね。UI、UXも使いやすくできていますし、やる気や刺激を与えるのが非常に上手いと思います。私としては「やらないと1日が終わらない」という感じです。
パタプラ口語表現、パタプラ会議&ファシリテーションをやらない日はありません。どんなに忙しくても、駅から家まで歩く約10分の間に「1レッスンは絶対にやる」と決めています。連続学習日数も300日以上になりました。
※推奨レッスンとは、記憶の定着を高めるためにエビングハウスの忘却曲線に沿って最適なタイミングで取り組むべきレッスンを推奨表示する機能です。
── T.Sさんにとってパタプラ口語表現のレベル感はいかがでしたか?
T.Sさん:TOEFLはアメリカに留学していた時に受けましたが、生涯で英語の資格試験を受けたのはその一度きりです。点数を上げていくことに興味がなく、スコアと比較した時のレベル感は正直よく分かりません。
アメリカ留学中は英会話学校の他、個別でチューターの方にお世話になって勉強の仕方を模索していました。その結果、チャンクを頭の中に叩き込んでシチュエーションと紐づけ、そのチャンクを思い出せるようにしていくことが大事だと気づきました。
しかし、当時は日常的に英語を染み込ませていくような教材が存在しませんでした。シャドーイングをやってみたこともありますが、パタプラシリーズのような感じではなかったです。
SNSで偶然パタプライングリッシュの広告を見てチャンクという言葉に出会い、「まさにこれだ」と感じたのを覚えています。英語学習のやり方は人それぞれですが、マジョリティとしてはパタプライングリッシュのやり方が一番だと思っています。
シチュエーションごとに表現を習得できるよう、シリーズ教材を開発してくれているのもありがたいですね。英語学習者の気持ちやニーズを「ものすごく上手く汲み取っているな」と感じます。私にとってはそれが継続の原動力になっています。
※チャンクとは、通常2〜8語程度からなる意味を形成するカタマリを指します。英語ネイティブはチャンクを連ねて文を組み立てるのでスムーズに話せます。リスニングもチャンク単位で聞いており、次に来る内容を予想しながら聞けるため理解度も高いです。
── 実際にT.Sさんが英語を話す場面で役に立った表現はございましたか?
T.Sさん:いっぱいあります。国際会議に参加した時だけでなく、BBCやCNN、New York Times を見ていてもパタプラ口語表現に出てくる表現と出会う機会が非常に多いです。「生きた英語から実際の表現を持ってきているのだな」と感じています。
例えば“rise to the occasion”といった表現は、これまで仕事で使ったことがありませんでした。とても使いやすいと感じましたし、仕事上臨機応変な対応が求められる場面も多いため最近はかなり活用しています。
英会話学校で「大統領選挙はどちらが優勢か」という話題が出た際には、“upper hand”が役立ちました。
“take a lead”や“leading〜”といった表現はよく使っていましたが、“upper hand”を使ったことはなかったです。こういう言い方があることを知り大変重宝しています。
「照準を合わせる」は“focus on”や“concentrate on”といった教科書で習うような表現を使ってしまいがちだと思いますが、New York Times では“zero in on”がよく使われています。実際に話す時は私も“zero in on”を取り入れるようにしています。
”go the extra mile”は、海外駐在をやっていた際に、取引先向けのレターを作成した折りに、ネイティブの方に教えてもらった表現です。単純な単語ながらプロらしい表現で、自分でもよく使います。
英語レベルの高い新聞記事に出てくるような表現も学べる
── 実感されている効果があれば教えてください。
T.Sさん:パタプラ口語表現には New York Times のような英語レベルの高い記事に出てくる表現が頻繁に出てきます。「これを使いこなせればプロフェッショナルに聞こえるのだろうな」と思うので、できるだけ会話の中で使うよう意識しています。
表現の幅は間違いなく増えました。パタプラ口語表現に出てくる表現のうち約半分は日常のビジネス活動の中で使っていなかったので、200個くらいは全く新しい表現を身につけたことになります。
パタプラ会議&ファシリテーションで学んだ表現のうち自分が使っていなかったものはノートに溜めていているのですが、1回目の復習が一通り終わる今の時点で40〜50個は書き出していると思います。
── ご自身の変化や成長を感じたタイミングはいつ頃でしたか?
T.Sさん:「このシチュエーションではパタプラ口語表現のあの表現を使えばいい」というのは分かるものの、なかなか言葉が出てこず喋るタイミングを逸してしまうこともありました。
本当に自分のものになるまでには意外に時間がかかりましたね。成長を実感できたのはパタプラ口語表現を始めて2〜3ヶ月くらい経った頃だと思います。
── この句動詞・イディオムが良かったと感じた口語表現があれば教えてください。
T.Sさん:例えば“in a nutshell”はプレゼンの場でよく使っていました。“briefly”というよりも場の雰囲気を和らげられるので、使用頻度が多いです。
その他自分では、“a slip of the tong”、”bring up”、”bring to the table“、”gain ground”、“lose ground”、“back down”などの表現を好んで使うようになっています。
先ほどお話しした”go the extra mile”もそうですが、”take the high road”もシンプルな単語のシークエンスながらプロらしく聞こえるので、とても好きな表現です。
2024年はアメリカ大統領選があって、その直前は英会話学校のレッスンでよく話題に出しました。”spell trouble”、”cut above”はトランプ氏を表す表現としてよく使っていました。
シチュエーションに紐づけて反復練習することが大切
── ビジネス英語×口語表現のメソッドはいかがでしたか?
T.Sさん:TypeA、TypeBという分け方は慣れ親しんでいます。音声を聞いてリピーティングするというメソッドは、パタプラシリーズに共通する良い点だと思います。
最初の頃はTypeCもやっていたのですが、TypeCについては長い文章を全て捉えるのが難しい方のためのきっかけ作りとして最適だと思いました。
※パタプラ口語表現では、意味をきちんと理解し、さらに使いこなせるようになるためのステップとして、学習段階に合わせてTypeA、TypeB、TypeCの3種類の音声を用意しています。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
── 長いセンテンスはどのようにトレーニングされていましたか?
T.Sさん:最初はちょっと身構えていました。長い文章を一度で再現するのはなかなか難しいですが、2〜3回聞けば大体再現できます。自分にとっては丁度良いレベル感です。
2つの重文があって再現しきれない時は、まず第1文までやってみて次に第2文も言えるようにして、最後に合わせて再現することも何回かありました。
決して簡単ではありませんが、集中して聞けばある程度できるレベルです。パタプライングリッシュでパターンプラクティスを十分やらせてもらったこともあり、「丁度良い塩梅だったかな」と感じています。
── パタプラ口語表現とパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
T.Sさん:チャンクを入れ替えるという点では、パタプライングリッシュとパタプラ会議&ファシリテーションはかなり近いと思います。
パタプラ口語表現はパタプライングリッシュをベースにしつつ、ビジネスの現場で使われる「日本人にはあまり馴染みがないかもしれないけれど重要な表現」を繰り返し練習できる教材です。表現そのものの幅を広げるための機会も与えてくれます。
一番重要なのはシチュエーションに紐づけて反復練習をすることです。私の場合は、例えば「大統領選挙の話をするならどの表現が使えるか」というのを予め見ておいて、使いたい単語や熟語、イディオムを先に書き出してから英会話レッスンに臨むようにしています。
実際にはそのうちの2〜3割しか言えないのですが、できる限りシチュエーションに紐づけて話すことが大切です。パタプラ口語表現を始めてから余計にこういったことを心がけるようになりました。
様々なタイプの音声が聞けるのもお気に入りポイント
── パタプラ口語表現の中で使われている音声について、何かご感想があれば教えてください。
T.Sさん:色んな方の声が入っていて非常に良いですね。聞き取りやすい方とそうではない方がいますが、基本的には音声だけを聞いて文字は見ないようにしています。
聞き取りにくい方は単語を1〜2個聞き損じてややへこんでしまうこともありますが、聞き取りやすくて好感を持っている方の音声だとちょっとホッとして元気が出ます。
仮に気持ちがへこんでもそれが長く続くことはなく、気持ちがアップした状態で次のレッスンに臨めるようになっている気がするので、「非常によく作られているな」と感心しています。
「どうやって喋る人の割り振りを決めているのだろう」と不思議に思いますが、私にとってはバランスが良く、様々なタイプの音声が聞けるところも気に入っています。
── 学習に取り組む際に意識されていたことはありますか?
T.Sさん:アクセントとイントネーションはできるだけ音声に近づけるよう意識していました。
録音機能を利用して自分の声と音声を比較した方がいいのかもしれませんが、都度録音して聞くのは時間的に大変です。私の場合レッスンに取り組めるのは家に帰ってからの1時間半程度で、その間に6レッスンくらい終わらせなければなりません。
録音して音声を比べたら「まだまだだな」と思う部分があるかもしれないですが、継続してやる方が重要なのでレッスンを終わらせる方を優先していました。
ただし、教材開発者の松尾先生が何度も強調されているように「シチュエーションと紐づける」「音声を真似る」というところは、常に頭の中に持ちつつ取り組んでいたという自負はあります。
── パタプラ口語表現をやっていた時の学習時間のタイムラインを教えてください。
T.Sさん:家に帰って時間がある時は、約1時間半で4〜6レッスンはやるようにしていました。会食などがあって帰りが遅くなる時は、家まで帰る時間を使って1レッスンだけ進めたり、会食に向かうまでのスキマ時間を利用して1レッスン進めることもありました。
意外に良かったのはゴルフに行く時です。以前は車の中で音楽を聞いていましたが、それをパタプラに切り替えました。片道1時間以上運転するので、その間に4レッスンは取り組めます。
行き帰りで8レッスン、家に帰ってからさらに2レッスンやって、1日で合計10レッスンこなす日もありました。ゴルフに行く日が一番レッスンを進められていたかもしれません。
外出時も運転する時間が30分あれば1〜2レッスンできます。音楽を聞いて口ずさむ代わりに英語を口ずさみ、300日以上の学習継続も実現できました。
上級者の壁を突き抜けられる、随一のコンテンツ
── T.Sさんが実感されている「パタプラ口語表現の良さ」を教えてください。
T.Sさん:コンテンツがとにかく素晴らしいです。パタプラ口語表現で紹介されている表現は、そこそこ英語レベルが高いメディアの中で常に使われている表現ばかりです。それを身につけていると「この人はちょっとレベルが違うな」と思ってもらえます。
まだネイティブの人に褒められたことはありませんが、New York Times 、BBC、CNNなどに出てくるような表現を自分の道具として使えるように仕込まれているのはすごいことです。
上級者の壁を突き抜ける、飛び越えるという意味で言えば、パタプラ口語表現以上のコンテンツはないと思っています。
パタプライングリッシュでチャンクをベースにしたパターンプラクティスをきっちり学び、その上でネイティブのビジネスパーソンが使う表現をきっちり自分の道具に仕立てていく。そういう意味でパタプラ口語表現はとても重要な教材だと考えています。
── パタプラ口語表現はどのような位置づけで学んでいますか?
T.Sさん:やりつづけないわけにはいかない不可欠な教材です。今はパタプラ会議&ファシリテーションに集中していますが、推奨レッスン数が減ってきたらパタプラ口語表現も1日1〜2レッスンはまたやりたいと思っています。
私は外資系企業に勤めているわけではないので、日々の仕事は基本的に日本語です。外資系で働く方々に比べると圧倒的に英語を使う機会が少ないため、筋トレのように毎日欠かさず練習しなければなりません。
パタプラ口語表現で扱われている表現は、ネイティブの人とやり取りする上で絶対に必要なものです。どんな状況になっても思い出せるようにキープしておきたいですね。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
T.Sさん:ある程度仕事で英語を使う必要性がある方にとって、パタプラ口語表現はすごく向いている教材だと思います。特に「自分の表現の幅が限られているな」と感じている方にお勧めしたいです。
英語はリフレーズが多いですよね。日本語もそうですが、同じことを言うにしても動詞や熟語を変えたりメタファーを使ったりなど、1つのことを何通りにも表現してその場を回していきます。特に英語はそういう言語なのかなと私は思っています。
教科書に出てくるものが基本ではありますが、パタプラ口語表現に出てくる表現を身につけて自分で話したり、相手からパッと言われたことに対して立ち止まらずに話を続けていくことは非常に大事です。
「ある程度のレベルはあるけれど、さらに表現の幅を広げたい」「ネイティブとも自信を持って話せるようになりたい」と思っている方には特にお勧めだと思います。
パタプライングリッシュで良い意味で衝撃を受けた方は相当いらっしゃるはずです。パタプラ口語表現はその何倍も刺激を受けられる教材だと思うので、迷っている方がいたらとにかくチャレンジしてみることをお勧めします。