例文が面白く、実践的な場面設定も良い。英語会議で理解できず聞き流していた部分が正確に掴めるようになった
記事作成日:2025年1月7日
利用者プロフィール
TOEIC750点。化学系メーカー勤務・研究開発職。パタプライングリッシュをやった成果で最初の一言目が出てきやすくなり、繰り返し復習する重要性も実感できた。シリーズ教材で学習を続けたいと思い、パタプラ口語表現も購入。2023年6月から利用。
2ヶ月前からスピーキングが必要な英語会議の頻度が増えた
── 現在のお仕事で英語は使われていますか?
高坂さん:化学系の会社で研究開発職をしています。スピーキングが必要になる場面は2週間に1回くらいで、海外の営業さんと進捗状況を共有する際に1時間程度英語で話す機会があります。
会話をするのは主にアジア地域の方で、英語が第二言語ではあるものの非常にレベルが高いです。スピーキングが必要になる英語会議は、以前は年に1〜2回くらいしかありませんでした。2週間に1回という頻度になったのは2ヶ月ほど前からです。
メールのやり取りのほか、開発上必要な雑誌記事を読むこともあります。全体の業務の割合で言うと、英語の使用率は1割にも満たないかもしれません。
── ご自身が感じていた英語の課題についてお教えください。
高坂さん:「言いたいことが英語で全く出てこない」と感じていました。この点についてはかなり困っていたのですが、パタプライングリッシュを始めてから最初の一言目が割と出てきやすくなったような実感があります。
パタプラ口語表現の方は「こんな表現あるのかな…」と思うものもありました。ですが、参加した英語会議でパタプラ口語表現に出てくるフレーズが案外使われていることが分かり、「今まで聞き流していただけだったのだな」と気づきました。
※パタプライングリッシュは、パターンプラクティス×チャンクの独自メソッドで、スピーキングを技能として習得するパタプラのシリーズ教材です。
── パタプラ口語表現を購入されたきっかけはございますか?
高坂さん:パタプライングリッシュが2周目に入ったあたりでパタプラ口語表現を購入しました。内容がずっと同じだと飽きてしまうかなと思ったので、「新しいシリーズが出たならやってみたい」と思いました。現在はパタプラ口語表現が学習の中心になっています。
他の英語教育も受けているのですが、私の場合1回表現を勉強したきりだと全然身につかず、「いつも同じ表現しか使えていないな」と感じていました。
パタプライシリーズは1つのレッスンを8〜9回復習しますが、それくらい繰り返しやっていると実際に自分で喋る時に使えるようになります。オンライン英会話をやるにしても「パタプラシリーズはずっと続けた方がいいのかな」と思いました。
※パタプラ口語表現は人間の記憶システムの観点から復習を重要視しています。全レッスンを8〜9周することを推奨しているため、利用者から1周、2周など表現いただきます。
── 高坂さんがパタプラシリーズ以外に取り組まれている英語学習について教えてください。
高坂さん:オンライン英会話のEFです。週に2〜3回、1回40分くらいのレッスンを受講しています。
会議で意味が分からず聞き流していた部分が拾えるように
── パタプラ口語表現とパタプライングリッシュの違いはどのように感じていますか?
高坂さん:まず「難易度が全然変わったな」と感じました。パタプラ口語表現はすごく難しいですね。リピーティングしようと思ってもなかなか最後の文章まで覚えられず、テキストを何回か見返しながら取り組んでいます。
パタプラ口語表現は英語上級者向けという印象を持ちました。私のように英語会議で一言目が出てこないタイプの方は、パタプライングリッシュから始めた方が良いと思います。
ただ、パタプラ口語表現をやってみると、英語会議などで聞き流していた部分も分かるようになってきます。順番的にまずはパタプライングリッシュやって、その次にパタプラ口語表現に取り組むと良いのではないでしょうか。
※リピーティングとは、英語の音声を聞いた後に、音声を真似て声に出して繰り返す練習法です。英語を英語のまま、英語の語順で頭の中に保持し、それを口に出す必要があるので、英語の回路を作るのに最も役立つ練習方法となります。
── パタプラ口語表現を始めてみて、実感されている効果はありますか?
高坂さん:実際に仕事で話す相手が使っているような表現を学べているので、今まで意味が分からず聞き流していたことも拾えるようになってきました。リスニングのところですごく助かっていますし、言葉も出てきやすくなった気がします。
「一言目が出やすくなったな」と感じるようになったのは、パタプライングリッシュを始めて半年後くらいでした。パタプラ口語表現の方ではレッスンを進めるごとに新しい語彙が入ってくるので、英語会議に出るたびに「これ知ってる」と気づく場面があります。
── お仕事で役に立った句動詞・イディオムはございましたか?
高坂さん:オンライン会議メンバーで、お互いの認識がずれていないか確認する中で“We are on the same page.”を使うことがあります。
“This new, no-frills office is kind of dull and depressing, don't you think?”の例文で使われている“kind of dull and depressing”も「使いやすそうだな」と思いました。こういうちょっとしたニュアンスを含む表現が例文に入っているのも気に入っています。
早口の音声も混じっているから、より現実的な練習も叶う
── ビジネス英語×口語表現のメソッドはいかがでしたか?
高坂さん:TypeA~Cで段階を踏んでいってくれるからこそ、ついていける感じはありますね。どのレッスンも1つ15分程度なので、飽きてしまうような長さではありません。
結局全文をリピートできるようになるのは文章を大分覚えた頃なので、パワーリピーティングもそんなに苦ではなかったです。
※パタプラ口語表現では、意味をきちんと理解し、さらに使いこなせるようになるためのステップとして、学習段階に合わせてTypeA、TypeB、TypeCの3種類の音声を用意しています。
※パワーリピーティングは、パタプラ口語表現オリジナルのトレーニング名称です。最初にリピーティングをした後、例文の文頭や前半だけを聞いて文全体を思い出し発話するトレーニングになります。
── パタプラ口語表現の中で使われている例文や音声について、何かご感想があれば教えてください。
高坂さん:口語表現の部分だけでなく、文章そのものが自然な感じがします。実践的な場面設定がされているところも良いです。
音声については「この人は聞きやすい」「この人は速いな」と感じる人がいます。女性の声は比較的聞きやすいのですが、男性で早口の人の音声は難しいですね。
聞きやすい人ばかりではなくスピードが速い音声も混じっていることで、より現実に近いところで練習できているように感じます。そういった点もお気に入りポイントです。
── 学習に取り組む際に工夫されていることはありますか?
高坂さん:場面がすごく想像しやすい文章が多いので、状況を思い浮かべながらやるとインプットしやすいのではないかと思います。
TypeCのパワーリピーティングは、復習回数が5回目になると苦ではなくなってきます。4回目くらいまではテキストをチラチラ見ながら取り組むことが多いですね。
リピーティングをする際はその場面にいる気分で、発話者と同じようなイントネーションでやるのを心がけています。
レビューもお気に入り。聞き取れるようになれば自信に繋がる
── 現在の学習時間のタイムラインを教えてください。
高坂さん:平日は朝起きてごはんを食べたらパタプラ口語表現に取り組み、身支度をして会社に行くという感じです。毎日1レッスンずつ取り組んでいます。パタプライングリッシュはながら学習ができましたが、パタプラ口語表現の方は無理ですね。
オンライン英会話のEFは、帰宅後ごはんを食べて21時頃からレッスンに入ることが多いです。英語学習に充てている時間は1日1時間くらいでしょうか。
── レッスン継続のために工夫していた点などあればお教えください。
高坂さん:パタプライングリッシュをやっていた時に、パタプラ習慣化ワークショップのセミナーに参加しました。その時のグループワークで「習慣化のためにどんな工夫をしていますか?」など、お互いに情報共有する時間が設けられました。
グループで一緒だった方が「私は朝起きた瞬間にパタプラを起動して2レッスンやります」と仰っていたのが印象的でしたね。それを機に「朝一でやってしまうのもありだな」と思うようになり、実際に取り入れてみたら割と続いたという感じです。
── パタプラ口語表現のお気に入りポイントを教えてください。
高坂さん:例文が割と面白いです。「そんなこと言っちゃう?」と思うような例文もあるので、実際に自分が使うかどうかはさておき、その場面を想定しながら喋るのは楽しいです。
レビューも気に入っています。音声のスピードもより一層現実的になり、「これを普通に聞き取れるとなると大分力がついているのかな」と思えるので、自信に繋がります。
※レビューでは30秒~1分程度の会話やモノローグを聞いて、内容をできるだけ正確に把握するトレーニングを行います。学んだ口語表現をレッスンとは別の文脈で聞き、リスニング力の強化と記憶の定着を促します。
── これを読んでいる方へメッセージがあればお願いします。
高坂さん:英語会議が多い人、ネイティブ並みに喋れるような人と接する機会が多い人は、パタプラ口語表現をやっておいた方がいいのではないでしょうか。会議の正確な内容が掴みやすくなるのでお勧めです。
日本人同士の英語会議だとそんなに凝った表現は使わないと思いますが、ネイティブレベルの人はパタプラ口語表現に出てくるような表現をバンバン使ってきます。
今まで会議などで適当に聞き流していたところが正確に理解できるようになってくるので、英語会議が多い人はパタプラ口語表現をやった方がいいと思います。